いつか迎える「その時」。情報提供と心のサポート。
医療関係、宗教関係、葬儀社、生命保険などの各種団体・企業や一般向けにも研修や講演を行っています。
詳細はこちらへ。
大切な人を亡くした人たちを日本語でサポートするハグハワイと、死に関するあらゆる情報提供とサポートを行うライフ・ターミナル・ネットワークの初の共催イベントを開催します!
人生において、人間は多くの人やものとの別れの体験を繰り返します。その最たるものが、大切な人との死別なのかもしれません。
大切な人との別れは、大きな悲しみ、苦しみを伴います。これは、人によりさまざまな表れ方がありますし、時間が癒やすというものではありません。しかし、この経験は、本当に悲しみのみ、苦しみのみを私たちに味わわせるだけのものなのでしょうか。
本イベントのタイトルに、あえて「効用」と入れてみました。効用には、薬の効用などのように“ききめ”“効能”などといった意味と、 “使い道”という意味があります。
死別だけでなく、人との別れ、ものとの別れ。そんな大切な人やものとの別れを通して得られた何か、別れの後の話を、参加者で共有してみませんか?
【開催概要】
◯日時 2017年7月8日(土)13:00(12:30開場)〜16:00
◯会場 秋葉原ハンドレットスクエア倶楽部
東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル7F
◯内容
・13:00〜 ご挨拶
・13:20〜 ドキュメンタリー映画『家族の軌跡〜3.11の記憶から〜』(大西暢夫監督作品)上映
(休憩/約10分)
・15:00〜 トークセッション(16:00終了予定)
ファシリテーター:竹之内裕文(静岡大学教授、哲学者)
登壇者:フロイド由起(ハグハワイ代表)
金子稚子(ライフ・ターミナル・ネットワーク代表、終活ジャーナリスト)
※このイベントは16:00過ぎで終了しますが、19:00から場所を築地に移して、関連する別のイベントを開催します。詳しくは、後日発表いたします。
○定員 最大70人(先着順)
※小学生未満のお子様は保護者の方とご一緒にお願いします。
○参加費 2,500円
※うち一部は、上映映画の舞台となった宮城県東松島市の孤児と遺児の方々の支援に使わせていただきます。
○申し込み方法
Peatixからお申し込みいただけます。
大西暢夫監督
写真家、映画監督。1968年岐阜県生まれ。東京綜合写真専門学校卒業後、写真家/映画監督の本橋成一氏に師事。1997年に独立後は、ダムに沈む村、職人、精神科病棟、障がい者などを取材。2010年から故郷の岐阜県揖斐郡池田町に拠点を移す。2011年3月11日に発生した東日本大震災では、直後から支援に関わり、同年9月から取材を開始。現在も支援、取材ともに継続しながら人々に関わる。著書に『津波の夜に〜3.11の記憶』など多数。映画作品に「水になった村」(2007年)。
竹之内裕文教授
静岡大学農学部・創造科学技術大学院教授。1967年茨城県生まれ。専門は哲学、倫理学、死生学。2003年、故岡部健医師とともに臨床宗教師資格の足がかりとなったタナトロジー研究会を創設。現在は、大学で生命環境倫理学研究室を主宰。わさび田などの現場でも哲学を実践し研究する姿勢を重視する。また静岡市内では哲学カフェ@しぞ〜か、死生学カフェを運営。市民にも対話を通して哲学や死生学を実践する機会を提供している。共編著に『喪失とともに生きる〜対話する死生学』(2016年)など。
【主催者のご紹介】
○ハグハワイ
ハワイ在住で若くして配偶者や家族を亡くした経験者がお互いを支え合うために集まり、「私たちはあなたと共にいます」をスローガンに2008年に設立された。ハワイで、そして日本へ、さらにあらゆる方面で様々なサポートをしていくことを目標とし、ハワイ日本語グリーフケアー協会として、ハワイを本拠地とするNPO法人として活動する。
ハグハワイ代表:フロイド由起
日本で看護師として働き、多くの患者の「死」を看取った経験からホスピスケアに興味を持ち、アメリカ留学を考え始めたその矢先、34歳で夫を白血病で亡くし、続いて家族を自死で亡くす経験をする。その後、在日米軍病院に勤務していた医師と再婚し、二人の娘を連れてハワイに移住。死別経験者を支える中でハグハワイを発足。家族との死別をこれからの自分のライフワークにすることを決意し、現在はハグハワイを運営しながら、臨床心理士を目指して大学院で勉強中。クリスチャンでもある。
○ライフ・ターミナル・ネットワーク
「死ぬことと、生きることは、同じ」という死生観の下に、死に関するあらゆる情報提供とサポートを行うネットワーク。医療にも福祉にも宗教にもどこにも偏らないこと、“私たちのことである”という当事者性があること、そして実用性があることをモットーに活動する。今回は初の「死別後」をテーマとするイベントを共催することになった。
ライフ・ターミナル・ネットワーク代表:金子稚子
夫と死別後、雑誌・書籍の編集者や広告制作ディレクターとしての経験を生かし、誰もが必ずいつかは迎える「その時」のために、多岐に渡るさまざまな情報提供と心のサポートを行う。また、各種専門職や団体・企業や一般への研修や講演活動など、死を学ぶ機会の開発や提供にも精力的に取り組み、自分で「いきかた(生き方・逝き方)」を決める必要性を訴えている。一般社団法人日本医療コーディネーター協会顧問。夫は、2012年10月に他界した流通ジャーナリストの金子哲雄。
生命の終わりとは何だろう?~ヒトらしく生きるために必要なこと~
東京農業大学様のオープンカレッジでの過去の講座を経て、より一歩進み、深く考える講座を開催します。
生命の終わりに関係する様々な内容について、多彩な角度からわかりやすくお伝えします。老化のメカニズムや国が推進する在宅医療のこと、死に向かう体の変化とそれに合わせた医療について、さらには治療費などお金の準備や死別についても学べます。また、例えば命に関わる重大な治療の選択など生命に関する「正解のない問い」への対し方のヒントも。教養的知識から実用情報まで、ゲームなども交えながら楽しく学ぶことができます。
【開催概要】
◯日程(全4回)
2017年5月13日(土)、27日(土)、6月10日(土)、24日(土)
10時~13時10分
◯会場
東京農業大学 世田谷キャンパス
◯受講料
10,000円
詳細はこちらからお願いします。
今だからこそ学べる「いきかた」準備〜アクティブ・エンディングのススメ〜
死については多くの人が抵抗感を覚えます。このため、事前に知っておいた方がよい情報もほとんど表には出てきません。本講義では、もはや多死社会とも言えるだろう今、何よりもまず死に関する観念論ではない実践的な情報を知り、「その時」に対応できる知識と力を養います。
【開催概要】
◯日程(全2回)
2017年6月3日(土)、6月17日(土)
13時00分~16時30分
◯会場
早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校
◯受講料
11,664円(会員価格)
13,413円(ビジター価格)
詳細とお申し込みはこちらからお願いします。